わたしの「思想」について

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年の瀬も迫る今日この頃、わたしは友人を1人失うかどうかの瀬戸際にいる。

その子と言葉を尽くして対話をして今後も付き合いを続けていくか、諦めて去るかを迷っている。

 


いろんな話を彼女とする中で、あれ?と思うこと、たとえば「この人には『差別は許されない』という前提がないのでは?」とか「現政権のやることにわりかし肯定的かな?」とかわたしのスタンスとは決定的に違うのではという点がここしばらくで立て続けに見えてきたためだ。

 


たとえば根本的な政治や社会についての考え方が異なっていても、楽しい話だけ共有して何とな〜く快適に付き合っていくことも人によってはできるのかもしれないが、わたしは今直面してみてなかなかそりゃ無理だなぁと実感している。

 


楽しい話をするにしても、いろいろなことについての意見て全く表明せずにいるのは難しいし、何となく垣間見えるものだと思うからだ。

 

 

 

やっぱり一回わたしのスタンスを今一度明らかにしながらちゃんと話をしようかなあ、でもそれをその子が望むかも分かんねえよなあ、と。

で、もしかしたらわたしの今付き合っている人には他にもそういう人が実はいるかもしれないな、と思った。

ので、今思いつく限りのいろんなトピックについて、わたしの考えを以下に明らかにしてみるので、読んでみてあ、自分とは違うや!てなったらもう逃げて欲しい。今のこの信頼の根底がグラつくみたいな気持ちは出来ればなるべく味わいたくないから…

 


また、なるべく知ろうとしてきている事柄について書いているけど、理解が足りないとか誤っているところがあるかも知れない。

その時は教えてもらえたらとても嬉しい。

 

 

 

 

 

 

 


女性差別について

今の世界には女性差別バチバチにあると思っている。日本は特に、現在住んでいていろんな問題が目に入るので酷えなこの国と思っている。

最近ホットな話題の性的同意年齢が13歳であることはさっさと上げる一択だと思うし、同意のない性交を犯罪にできないか、という議論も犯罪にできるように法改正すべきだと思う。それで悪いことが起きる人より救われる人の方が多いと思うからだ。

緊急避妊薬を薬局で買えるように、の議論周りの日本産婦人科医会の意見にめちゃめちゃ腹が立ってる。悪用って具体的には何?24時間365日病院開けるんじゃないならさっさと薬局で買えるようにしな。産みたい人は限りなくストレスなく産めて、産みたくない人の意思もストレスなく尊重されてほしい。

女の人の体のことを、女の人自身が決められる社会になって欲しい。そのために男女とももっといい性教育受けられるようになって欲しい。

トランス女性への差別をたまにTLで目にするけど、それぞれその人が自認する性別で扱われるべきだと考える。トランス女性は女性だと認識する。

 

 

・人種/国籍への差別について

これも今の世界、今の日本にはバチバチにあると思っている。在日韓国人への差別は本当に酷いし、入管での外国人の扱いも信じられないものだと思う。

社会のいろんなところで、もう内心はどうでもいいから「全ての差別は許されない」ということが前提として共有されて表明されてほしい。

先日NIKEが出したCMがあるが、これについてはNIKEそのものについて思うところもあるものの、いいCMだと思った。そのCMに対してついていた多くの「日本人が差別してるって言いたいのか」的なコメントには、予想はしていたもののがっかりしたしそのコメントが何よりの証明ではないかと思った。

対してDHCの公式サイトに社長によるド直球差別メッセージが載っていることについては、もう少しマシな社会かと思っていたので少し驚いた。これを見て周りの他の企業がDHCから一斉に手を引く、とかもないんでしょうねえ、日本ですものね。

差別的な言動をしてる企業(や個人)にお金を払いたくない。買い物は政治、と好きなアクセサリー作家さんが言っていたけど本当にそうだと思う。その筋で行くと資生堂との付き合いは思うところあるものの続けてしまっているのが悩ましい。

BLMについても支持する。というか、まだこんなこと主張しなきゃならないのかよとがっかりする。大坂なおみさんが行ったマスクなどによるパフォーマンスは、影響力のある人が率先して社会の問題について意見表明すべきだと思うので称賛する。

 

 

 

・政治について

今の政権、というか自民党のやることや主張には基本的に賛成できていない。むしろわりとやることなすことおかしいやろ、と感じる。優しくないし。

コロナ対策しかり、消費税やその使い道しかり。GOTOだってやるにしても絶対今じゃなかったし、そもそも観光業への直接支援でよかったじゃんと思ってる。医療従事者への支援マジで足りなすぎると思う、ボーナスカットとかさせてんなよ。

憲法改正もしないでほしい。少なくともこの人たちには。

選択的夫婦別姓は早く実現させたらいいと思う。「選択的」であってどっちも選べるんだから反対する理由がよく分からない。家族の絆とかは他人に口出しされることではない。

戦争に1ミリでも足を向けるようなムーブを取らないでほしい。学術会議の人事への介入とか本当その意味で絶対やめてほしい。

さまざまな主張を見てると今の支持政党は共産党。一番安定してまともなこと言ってると思う。

本当はこんな国出ていきたいぜ!という気持ちも度々湧き起こる、でも友人のお子さんとか見ていると、この子が育っていく社会はせめてもう少し良くしなければならないな…と責任も感じる。

 

 

・結婚について

したいと思っていない。周りの結婚の報は嬉しく聞くけど自分については願望がない。

子どもも好きだけど産みたい気持ちは全くない。子どもは世の中全体で育てるものだという考えに賛同する。親じゃなくてもいろんな関わり方ができると思う。

婚姻制度を経なくても、恋愛感情を介さなくても、誰かと将来を共にできる感じになればいいのになぁと思っている。

今一番近い、いいなと思う将来の姿は孤児院の住み込みの寮母?さん

 

 

 

・貧困や社会の格差について

なくなってほしい。ので、自分にできる範囲で寄付とかの支援をこれからもやっていきたい。消費税とか早く無くしてほしい。

 

 

 

・LGBTQIAについて

まず自分のセクシュアリティを決めかねている。たぶん異性愛者だと思うけどいまいち自信なし。クエスチョニングという便利な名前があるのでそれを自認している。

できる限り全てのマイノリティのアライでありたい。

トランス女性への差別に反対する。ここが共有できないフェミニストもいることが未だに理解できてない。

同性同士での結婚がこの国でまだ出来ないことには全然納得してない。

パートナーシップ制度もたぶんいいことあるんだと思うけど、とっとと同性婚合法化しちまえよ。何渋ってやがる。

 

 

 

フェミニズムについて

フェミニストです。そりゃもうフェミニストです。Twitterとかでは悪し様に言われるフェミニストなるものです。まだまだ勉強中だけど。

女の人の権利が男の人たちと同等になればいいなと思う。女の人の人生のどんな選択もちゃんと尊重されればいいなと思う。あと男の人の履いてる下駄も適切に脱がされればいいなと思う。

女性の総理大臣早く見てみたい。女性なら誰でもいいわけじゃないけど。

「女社長」「女流作家」みたいな言葉が早くなくなればいいのに。男社長、男流作家がないのと同じだ。

 

 

 

・装いについて

わたし自身は服が好きで色々考えながら着ているけど、一緒にいる人がどうとかは別にどうでもいい。誰でも年齢や性別や外見いかんに関わらず好きな…というより心地よい格好ができるような社会になってほしい。年齢やなんかで「こんな格好はNG」みたいなのは見聞きすると悲しくなる。

 

・フィクションについて

創作物に触れるのが好き。

創作物と現実はお互い作用する関係だと思う。創作物は現実を映すし、創作物から現実のわたしたちも影響を受けてると思う。だからこそ「フィクションだし」と言わず創作物の描き方には注意を払わないといけないと思う。

あと作者と作品は別、とはあまり思えていない。作品に関わる人が差別的な言動をしていたりするとなかなか手放しでその作品を好きとは言いがたくなる。

 

 

 

 


あと何かあるかな。思いついたら書き足すかも。

まあなんか色々わーわーゆうてきましたけども全体として、わたしは世界により優しくなってほしいと思う。主に弱い人に対して。

 


こんな色々ごちゃごちゃ書いたけどわたしはこんなの別に思想でもなんでもないただの前提だと思っている、けどなんか世間ではそうじゃないのかも、と今回のことで感じたのでタイトルには皮肉で書いた。

 


あぁこりゃ自分とは合わん、と思った人は逃げてくれただろうか。

 


これらのことを先に書いた友人と話すかはまだ決めかねている。

話したとして何か変わるかどうかも分からない。

でも世界をこうなってほしいと思う方向にちょっとずつ動かそうと思ったら、やっぱり身近な人と話をすることから始まるかなぁと思うし、長らく仲良くしてきた相手には他の思いもあるので出来れば対話を経てこのまま仲良くできないかなぁと思っている。

果たしてどうなることやら。